番外編 逆カルチャーショックPart1

   Nickは、6年9ヶ月、私は5年ぶりの日本への帰国となった! Nickはしょっちゅう出張で、私も時々、日本へ帰っていたけど、短期の滞在と、今回の本帰国とでは大違い。 完璧に、浦島太郎とたろ子状態だった...

  海外で異文化に接して感じるカルチャーショックはよく知られているけど、長い間故国を離れていた後に帰ってきて、住みなれていたハズの自分の母国で感じる、”逆カルチャーショック”の嵐にさらされた初めの数週間だった。

  とにかく憂し暑いーーーー!

  6月末という梅雨の真っ只中に帰国したからか、何より蒸し暑かった。摂氏40度を超すサクラメントのクソ暑さには慣れていたものの、ドライで湿気がなかったので、この肌にまとわりつくような湿度は堪らない。以前は梅雨なんてあんまり気にしていなかったけど、こんなに辛いものだったっけ? 体力だけで生きているNickでさえバテバテだった。外国人が、梅雨の時期には気が狂いそうになるというのが、大げさでも何でもないというのがよーくわかった。ただじっとしているだけで汗びっしょりだもんね。洗濯の回数が増えたよ、まったく。それに、日本の家は狭いし、天井も低いので、暑さにうだるようだった。

  秋になってやっと一息ついた、ふうっー。

  
  食事

  日本へ帰ったら、さぞや、アメリカが恋しくなるかと思ったけど、そうでもない。やっぱり日本の食事がおいしいからかな。自然が美しい、人口が過密すぎない、物価が安い(特にゴルフが)など、アメリカのいいところ全部ひっくるめても、日本の食べ物のおいしさには勝てないね。

  脂っぽい食事と、見ただけでおなかがいっぱいになるあの量の多さで、たいていの人は、太って日本へ帰ってくる。Nickはその例にまみれずぶくぶく太ったけれど、(Nick:そんなには太ってないよ。でも、実は、今、ダイエット中。) アメリカの食事が苦手だった私はちょっと(かなり?)やせてしまった。

  何とか食べられるのは、チャイニーズ、タイ、韓国料理などのアジアンフードのレストラン。(Nick:オレは何でも食べられるよ。) それでも、行ったことのないレストランで、やっぱりマズい、来なければよかったと何度ガッカリしたことか。日本食レストランに行っても、ここ、日本人のいたさんいないよ。いやな予感が... やっぱりマズイ。これでもほんとに日本食? こんなことの繰り返しだった。

  日本のレストランなら、マズいといってもたかが知れている。私たちが日本に帰ってきてから行きたかったのは、なんてったって、居酒屋! メニューはいっぱいあるし、居酒屋の”ほっけ”なんて夢にまで見たよ。居酒屋の味でもじゅうぶんなのよね。でも、だんだんぜいたくになって、もっとおいしいものが食べたくなってきてるけど。

  コンビニも私たちがあこがれていた(?)ところのひとつ。アメリカにもセブンイレブンはあるけど、マズそうなサンドイッチぐらいで、おにぎりが売っているわけではない。コンビニのおにぎりやサンドイッチ、デザートでも、私たちにはご馳走だった。家が決まるまでのホテル暮らしの間、コンビニのおにぎりや、スーパーのお惣菜や、お弁当屋さんのお弁当でも、全然飽きなかったから。

  アメリカで唯一おいしいのはフルーツ。メロン、マンゴー、洋ナシ、ブルーベリーなど、日本では高くて食べられないものがびっくりするほど安くておいしい。と思っていたけど、帰ってきて食べた日本のフルーツの甘さに比べたら、何だったんだろう... ともだちが「アメリカでは他においしいものがないので、比較論で、フルーツがおいしいと誤解していたのよ。」と言われて妙に納得してしまった。

  それにしても、日本のスーパーの食材の多さ。アメリカではなかったもの、一応あったけどいまいち味が悪かったもの、あっても高くてなかなか買えなかったもの。それが何でもあるある。料理がいまいち苦手な私でも、献立には困らない。日本での食生活はチョーハッピーです!

  でも、アメリカで時々賞味期限の表示のない食べ物を食べていたので、1日や2日ぐらい賞味期限が切れていても、あんまり気にならなくなったのがこわい...

  日本の食べ物で慣れないのは、コーヒー。薄いアメリカンコーヒーばかり飲んでいた私には、日本のコーヒーが濃すぎて、飲んだ夜は眠れないよー。(Nick:Junkoはいつでもどこでも眠れるくせに...)

  食べる話が尽きないので、予想より長くなってしまった。次の逆カルチャーショックPart2をお楽しみにネ。

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