ロサンゼルス・マラソンこぼれ話
ロサンゼルス・マラソンこぼれ話

  仮装ランナー

  等身大のバナナのぬいぐるみをかぶった軍団が行く。Jamba Juiceというジュース会社の宣伝で、彼らはこの社員ではなく、ジュースのクーポンをもらう代わりに走っているそうだ。目立つように団体で走っていたが、後半、脱落してひとりで走っているバナナ君を追い越したよ。

  囚人の格好をした人もいる。スーパーマン、バットマンもいる。エルビスもいる。イギリスの国旗ユニオンジャックのパンツをはいて、ネクタイをしめた二人組みもいる。

  上半身裸の3人組みのうち、ひとりがTパッグだった。沿道の人たちの笑い(というか、失笑だったな)追い越していく。前はどうなっているんだろう。追い越す時、振り返って見ようと思ったけど、恥ずかしくてできなかったよ...


  ケータイ

  ハリウッドのいちばんにぎやかな通りを走っていると、長距離電話会社Sprintのブースが妙に目立っていた。ふと横を見ると、ケータイでしゃべりながら走っている二人組みのランナーがいる。どうやら、そこでタダでケータイを貸してくれて、走りながら、電話をかけられるみたい。ケータイを返してもらわなければならないから、ご苦労なことに、お店の人も一緒に走っているようだ。背中に大きく「ケータイで電話中」と宣伝していた。

  初めから知っていたら、借りたのになあ。でも、一体、誰にかける? Nickは走っているし、電話番号を暗記しているのは、日本の親ぐらい。タダのケータイで国際電話、かけられないだろうな。あっ、でも、日本はまだ夜中だからダメか。それより、その頃は、バテバテで、そんなことやるパワーなかったね。


  今年のロスマラソンって

  女性の1位は、2週間前に、テキサス州オースティンのモトローラ・マラソンでも優勝していたそうだ。2週間の間に2回も42km走って優勝したの?! 絶句... 雨こそ降らなかったものの、強い風と、上り坂の多いコースのため、今年の優勝者のタイムは、例年よりかなり遅かったらしい。私のタイムが悪い言い訳になるよね。

  このロス・マラソンは、バイクの部と車椅子の部もあり、車椅子の部の優勝者は、「坂がいっぱいあるから、このコース大好き。」と言っていた。これでもか、これでもかって上りの連続で、車椅子ならなおさら上りは大変なのに... レース用の車椅子以外に、ボランティアがまわりを囲んで押しながら走っている車椅子も見かけた。沿道の風景を楽しんでほしいよね。

  このマラソンのえらいところは、夜8時までゴールを開けて待っていてくれること。朝8時45分のスタートだから、ほぼ11時間も...たしかに、コースのうち、走ったり歩いたり、というか、ほとんど歩いている、ランナーというより、ウオーカーが、どうやら結構いるようだ。13分/マイルペースで、交通の遮断が解除されるとあって内心心配したが、何のことはない、全然大丈夫だった。後半は13分以上のペースに落ちてしまった私の後ろにも、歩道の幅ではとても走りきれないくらいの山のような数のランナーがいたのだから。

  日本人はロサンゼルスのこと、ロスって言うけど。アメリカ人はL.A.と呼ぶので、このマラソンも、英語では、L.A.marathonって言うんだよ。


  Go!Go!Nick!

  私たちは、ボストンマラソンのように、Nick、Junkoと名前を呼んで応援してもらうため、Go!Go!Nick、 Go!Go!Junkoというゼッケンをつけていた。ロスは日本人、日系人が多いから、日本語の声援も期待して、日の丸をつけていた。でも、Go!Go!Junkoって応援してもらえたのはほんの何回か。日本語で「がんばって!」と言われ、「わっ! 日本語だ!!」と振り返ったけど、私へではなく、私のはるか後ろのランナーに対してだった、しゅん。日の丸もあまり効果がなかった。

  一方、Nickは、ペースが早いだけあって、応援の人も多いからか、私よりは応援してもらったみたいだけど、ボストンマラソンの比ではなかったようだ。(Nick:走っている時は、同じペースの人としばらく一緒に走って、話をしたりする。たまたま、アメリカ人の男のやつと一緒に走っていた時、Go!Go!Nickと声援を受けた。そいつは、「何だ、今のおまえのともだちか?」と聞くので、胸のゼッケンを指差すと、笑ってうなづいていた。

  応援は、やっぱり、ボストン、NYCなど東海岸の方が断然いい! マラソンの歴史が長いからかな。Go!Go!Nick、Go!Go!Junkoの大合唱!! 沿道の人とランナーがまさに一体になるって感じ。オレンジなどの食べ物も、もういらないってほどある。

  一度ぐらい海外マラソン走りたいって思っている方、ひいきめもあるけど、ボストン、NYCなどがおすすめです! ボストンマラソンは参加資格が厳しく(でも、日本のツアーに参加すれば、資格をクリアしなくてもOK)、遅いランナーが少ないので、ビギナーは、NYCの方がいいかな。だまされたと思って走ってみて。でも、Tシャツの前と後に、ローマ字で名前を書くことを忘れずにね。

  

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